当院では、麻疹(はしか)の抗体検査(血液検査)、ワクチン接種を行っております。(抗体検査は自費で4000円)。当院を受診し直接、受付で申し出てください。

 2024年3月時点で、海外や日本国内でも麻疹の散発的な感染と発症が見られています。麻疹は空気感染で感染し、大人で感染すると高熱の持続や、重篤な肺炎や脳炎をひきおこす可能性があります。

 小児期に麻疹に感染した場合、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫(抗体)が持続するとされます。

 2006年以前まではワクチンの接種は、1回のみでした。そして1回のワクチン接種で麻疹の免疫ができる割合は95%です(5%のかたは免疫ができません)。ただし日本国内では2006年から麻疹・風疹の混合ワクチン(MRワクチン)の2回接種が開始されました(2回接種で免疫はほぼ99%できます。)

 麻疹のワクチン接種で接種後14日ころから血中抗体が出現します。

 麻疹のワクチン接種歴がない方や、ワクチン1回接種の方は、念のために抗体(免疫)があるかを調べておきましょう。